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かけちゃんねる2

エモいことを書く

システムを安定的に機能させるということ

組織の中で、誰にも相談しなくても「とりあえずやってみる」が許される範囲はどのように拡大されていくのだろうか。 結論としては、この範囲は積み重ねてきた信頼の高さに比例するだろうということだ。

予め断っておくと「とりあえずやってみる」にしても他者のフィードバックが必要だということ。また、たとえ信頼が高まっているからといって自分を過信してはならず、ヒューマンエラーを防ぐために時間コストを払ってでも確認作業として他者を介入させたほうがよいこともある。

さて組織において、組織独自のルールや誰が決定権を持っているかということなどを把握していることを皮切りに、あとは自分の技術として「何ができるのか」と「どこまで期待されているのか」、「どこまで任せても大丈夫だと思われているのか」ということが、どこまで相談・報告するべきかということに密接に関わっている気がする。

勘案される要素については、テクニカルな面だけでなく、所謂コミュニケーション能力と呼ばれるような人間関係構築力も含まれる。 前者については安全性を保ってシステムを動かせるかどうかということであり、後者については、社外の人に会わせても損失が発生しないかという点についての信頼性が必要である。

こうしてみると、いかに任せることがリスクと密接に関係しているかということがわかる。これは労働の本質は安定的にシステムを機能させることであり、つまり管理者が労働者に対して復旧困難なリスクが生じないように管理するという組織構造をとるため、必然であるのかもしれない。 したがって、事前に報告することなく業務を行うことのできるようになるためには、チャレンジングに管理者の仕事を奪っていくのではなく、むしろ「何も問題を起こさない」というコンサバティブな点に於いて一定の信頼を得なければならないのだろう。