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かけちゃんねる2

エモいことを書く

脳みそを運ぶ身体

人間は土日の休日を挟むだけで、会社に行く時間すら忘れてしまう。 ふと目が覚めて、スマートフォンのディスプレイを見ると8:13と書かれていた。 「まずい、このままでは遅刻だ!」と思った。だけど、それは思い込みだった。 本当は9時に家を出ても間に合うのだ。じゃあなんで焦ったかというと、9:15には家を出なければ遅刻してしまうという感覚が強く身体に染み付いていてしまっていたからだ。 だから、数字の8と9の数字の違いに目を向けることなんてありもせず、分数をチラッと見ただけで「遅刻かもしれない」という神経回路がファーストプライオリティに走った。

そのあとは自動的に、時間が60分くるってしまったコンピュータのようにバタバタと最寄駅へ向かっていくだけだ。カチッ、サーである。 こういうときに、人間はなんてポンコツなマシンなんだろうかと思う。 皮肉にも、ぼくが時間を勘違いしていることを認識したのは、毎日朝9時にiPhoneのカレンダーに設定している「移動」の通知を受け取ったときだった。 コンピュータに嘲笑された気がした朝だった。