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テックなことを書く

エンジニアのキャリアは RPG である

エンジニアってひとつのゲームなのかもしれない。

周りの優秀な人たちは自分よりもレベルの高い戦士たちであり、僕は最初の街でスライムをたくさん倒している戦士なのかもしれない。 はじめはどういう呪文があるのかもしれないし、どういう敵がこれから現れてくるのかもわからない。しかし、周りの高レベルな戦士たちは知っている。 そして同じラスボスを倒すという目的のもと、僕たちは仲間になる。 共通の敵を倒すために、高レベルな戦士たちは僕に戦術を教えてくれる。ダメージを受けたら薬草で体力を回復したりすることや、敵の全体に攻撃を与えることのできる呪文を教えてくれたりする。

こういう前提があったうえで、ものすごく自分のことを客観的にみると、「今、目の前の敵に苦戦していること」って、先輩たちがかつて通ってきた道なのだと思う。 ぼくは今、どういう風にスライムを倒すかみたいなことを学んでいて、それをブログに書いていたりするのだけれど、それは彼らがかつて通った道で、どこか懐かしさを感じて、そして自分の過去と重ねることで応援してくる気持ちが湧いてくるのかなと思った。

だから、そういった文脈のうえに存在するエンジニア界隈というのは勉強会であったり、手厚い研修であったりといったような、未来ある若者を育てるための可愛がりが文化が発達しているのかなと思った。 まあこれはエンジニアに限らず、所謂専門職と呼ばれるものには存在するのかなと思う。

そうしたときに僕ができるのって、いくつかあるのかなと思う。 ひとつは、レベルアップの軌跡をちゃんとオープンソースに記録して蓄積することで、自分よりも若い人たちにバトンを渡していくことだと思う。 もうひとつは、その結果として現役の優秀なエンジニアに対して「初心」を忘れないように働きかけることかもしれない。 色んなものに揉まれて、冷めてしまった誰かに「情熱に溢れていた若かりしころの自分」を想起させて、もう一度共に強かに戦う炎を燃やすことを助けることかもしれない。 すごく大げさなことかもしれないけど、そんなことを考えた。