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お前らに恋人がいないのはツイッターのせい。

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お前らに恋人がいないのはツイッターのせい。

なにか悲しいことや嬉しいことがあった時に、誰かにその出来事を伝えたいという気持ちになるだろうが、時がゼロ年代であればメールを誰かに送っていたに違いない。このときの関心ごとは「誰に送るか」に他ならず、気のおけない友人やあるいは好意を寄せている相手に送っていたことだろう。そして、これは双方向のコミュニケーションを必要とするものであるから、おのずと回数を重ねるごとに親密の総量が増えていったのだ。

しかし、今はツイッターがあるおかげで、140文字以内に要約された簡素なメッセージが対象も定まらないままなおざりに投げ出されるだけだ。そこで得られるものは評価経済から享受する目に見えないわずかな便益と、通りすがりの「いいね」、断片的なリプライだけであり、そこに愛が芽生える余地はない。自分の感情を乱暴にそこらへんに吐き出すことが容易になればなるほど、相対的に「個人的なやりとり」の敷居が高くなってしまうのはトレードオフとしかいいようがない。

ツイッターがなければ、もしかしたらあの子は今日あった嬉しいことをあなたにLINEしていたかもしれない。たとえそれが3人に送ったうちのひとつのものであったとしても、二人だけの閉じられた特別な空間で行われることであれば、偶然に心の通じ合うのも妄想の話ではないだろうと思うのだ。